チャカ・カーンの歌うスルー・ザ・ファイヤーはこの世に存在するバラードの中で一番好きな曲です。
CDの中のライナーズノートだったかに、”このスルー・ザ・ファイヤーの前奏は2音しか使っていない。凄い。”と絶賛していた。
たしかに2音しか使っていないのに、この心に伝わるメロディーは魔法としか思えない。
今ではダンスクラシックとして有名だ。
この歌の醍醐味は何と言ってもサビだ。
サビの最初のフレーズを歌ったら、音程が上がり、次のフレーズを歌ったら、さらに音程が上がる。
サビの領域の5分の4程度までずっと音程が上がり続ける特殊なメロディーラインだ。
ずっと上がり続けるのでリスナーの気持ちの高ぶりも上がり続ける。
そして最後にすっと下がって、落ち着く。
この安堵感が心地いい。
火をもくぐり抜けてという力強い題名に負けない力強く美しいメロディーラインだ。
この高音域はチャカ・カーンにしか出すことが出来ない。
チャカ・カーンの類まれなる歌唱力とデビッドフォスターの作り出す美しいメロディーが融合し、
唯一無二の感動ラブバラードが完成した。
私は15歳の時にFMラジオでなっていたのをテープに録音した。
その時からいい歌だと思った。
それから題名も歌っている人も知らず大人になっても時折カーステのカセットデッキに入れて聞いていた。
29歳になっても誰が歌っているのか分からなかった。
たまにお店の有線で聞いたりしたので有名な曲なんだろうと思っていた。
思い切ってCD屋さんの店長に、カセットテープを渡して聞いてもらった。
2,3日後にCD屋さんの店長からアーティストの名前がわかったと電話が入った。
喜んで、CD屋さんに行ったらチャカ・カーンのベスト版を渡された。
歌っている歌手名と原曲が入っているCDが手に入ったことにとても嬉しかった。
反面、チャチャチャ、チャカ・カーンかいって思った。
灯台下暗しとはこのことだ。
大学の時に私の近くでチャカ・カーン最高と頻繁に言っていた人がいた事を思い出した。
しかし何回聞いてもいい歌だ。
チャカ・カーン最高!
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<アルバム I Feel for You Amazon 商品説明>
84年のリリース作品には、ジャンルの垣根を越えて多くのミュージシャンが、チャカのもとに集結している。彼女と共に、80年代の新しいR&Bを作りあげようという、粋な心意気が見てとれる。
そんな本作からはタイトルチューンである<6>が、ディスコシーンを発火点に爆発的な人気を呼んだ。この曲はプリンスの手によるもので、途中のハーモニカはスティービー・ワンダーである。さて、ほかにどんなアーティストが参加しているか、あなた自身で確かめてほしい。(春野丸緒)